2-190 NOAAの30秒メッシュ標高データ + Excel2007で断面図を作る①

高校地理では,大地形の学習をする際に,大陸スケールの断面図を使うことが多い。こうした断面図を作る汎用性のある方法については,このブログの「2-170 HeyWhatsThat Path Profilerのサイトで,簡易断面図を作成する」でも一例を示したことがあるが,今回は,埼玉県のK先生から教えていただいたより精度の高い断面図の作成法を,自分なりにアレンジした方法を紹介していきたい。
つまりそれは,「NOAA(米国海洋大気庁)の30秒メッシュ標高データを,Excel2007で処理して,断面図を作る方法」である。もともとK先生から教えていただいた方法は,そのデータをC言語で作ったプログラムで処理し,それをコンパイルして,というものだったが,いろいろと試しているうちに,2007年に登場した「Excel2007」を使ってデータ処理をすることで,作業を大幅にショートカットする方法があることを発見した。従来のExcelは,扱えるワークシートのサイズが65,536行,256 列であった。それがExcel2007では,1,048,576 行,16,384 列と大幅にサイズが拡大したため,そうした作業が可能になったのである。
そこで次に,その方法で断面図を作る方法を示していきたい。
NOAA(米国海洋大気庁)の30秒メッシュ標高データ
Excel2007
■ 地球の公転距離