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地理屋にできること

2-147 インターネットによるアナグリフ教材の入手



 アナグリフというのは,赤青メガネを使うと立体的に見える画像をいう。沼津工業高等専門学校教養科准教授の佐藤崇徳(さとう・たかのり)氏が,個人のHPでも触れているように,地形学習にとっても大変有用な素材である。
 このアナグリフの活用にあたっては,赤青メガネとアナグリフ画像の二つが必要となるが,佐藤氏のHPで紹介されているように,赤青メガネは,STEREOeYeというサイトのオンラインショップで1枚80円で通信販売されているものを利用してもよい。またJAXAのHPにのっているように「牛乳パックなどの厚紙と文房具店で売っている赤と青のセロハンを使って」つくるのでもよい。この場合,眼鏡の左は赤、右は青として,右目の中心と左目の中心の間隔を子供ならば6cm,大人用ならば7 cmくらいに調整するとよいとのことである。
 さらに肝心の「地形の実体視に使えるアナグリフ画像」についてはまず,佐藤氏のサイト内の「アナグリフ方式による地形の実体視― 地理教育への導入のお勧め ―」というページの画像が使える。また広島大学後藤秀昭氏の個人サイトの中にある「地理学習用のアナグリフ教材」というページの画像が使える。またJAXAの「とびだす3D写真でみてみよう!」のページにある,地球観測衛星「だいち」のデータを加工したアナグリフ画像も有用であると思う。
 実際の授業での活用については,プロジェクターに投影したものを赤青メガネで生徒に見せるという方法。さらにはアナグリフ画像をプリントアウトしたものを生徒に配布して,それを赤青メガネで見させるといった方法が考えられる。私もまだアナグリフ教材を授業で使用したことはないが,地形学習のあたりで是非活用してみたいと思う。

赤青メガネの購入につかえるオンラインショップ「STEREOeYe」

沼津工業高等専門学校教養科准教授の佐藤崇徳氏のHPの中にある「インターネット上で公開されている地形のアナグリフ画像」のページ

広島大学後藤秀昭氏の個人サイトのHPの中にある「地理学習用のアナグリフ教材」

JAXAの「とびだす3D写真でみてみよう!」
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Author:Tanaka Takashi
群馬県立桐生女子高校で地理屋をしている田中隆志です。ここは地理と地図の好きな人たちのための情報提供の場です。

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