2-145 Dartmouth Flood Observatoryのサイトで,最新の洪水マップを入手する①

アメリカのダートマス大学の施設である「Dartmouth Flood Observatory(ダートマス洪水天文台)」のサイトでは,1985年~現在までのさまざまな洪水発生地域の地図データが閲覧・入手できる。例えばこのブログに表示しているのは,2009年7月6日現在の洪水発生地域を「赤色」で,1985年から2008年までの7月の洪水発生地域を「水色」で着色した地図である。水色で示される地域からはずれたところにある「赤色」の洪水発生地域は,その年における洪水発生の特徴となる地域という読み取りもできると思われる。例えばこの地図をみると,ブラジルのアマゾン川流域,アラスカのユーコン川流域,ロシア北部などで洪水発生がみられるのが特徴であると読み取れる。このことと,森林破壊や地球環境の温暖化を結びつけるのは短絡的かもしれないが,生徒に洪水増大の要因を考えさせる一つの素材となりうると思われる。
なおこの地図は,「右クリック」→「名前を付けて画像を保存」でJPG形式で直接データを入手することもできる。ただこのページ上にある「Current Flooding (see also Powerpoint slideshow, June 10,2009-present)」という所をクリックすると,Power pointのファイル形式であるppt形式のファイル(13ページ)が入手できる。
そのファイルから画像を取り出す方法は2つある。一つはPower pointでこのファイルを開き,画像が表示されたところで,直接マウスで「右クリック→図として保存」の操作で取り出す方法。もう一つは,Power point(2007)でこのファイルを開き,画像が表示されたところで,PDF形式をしてファイル保存する。そしてその後,llustratorでそのPDFファイルを読み込んで,画像を表示させるという方法である。
なおこの地図は画像が粗いので,私としては,後者の方法でPDF化したファイルから,Illustratorで画像を読み込んで,それを下絵としてIllustratorで製図し直すのがもっとも理想的な方法と考える。
Dartmouth Flood Observatory(ダートマス洪水天文台)のサイト
Power Point2007
Adobe Illustrator CS4
■ 地球の公転距離