3-495 「世界の被害地震の表」サイトで歴史的な地震のデータをKMZファイルで入手する⑨

実は,ファイルのレイヤのうち「Dead(死者数)」のチェックを入れると,死者数を示す3D統計グラフがたちあがる。たとえばこれを使うと,東京や北九州,三陸沖などが歴史的に地震による死者数が多かったのだという読み取りができる。また古都と呼ばれていた奈良,京都のあたりが地震による死者数が多いということもわかる。考えてみれば,断層山地や地溝がみられるところなので,自然の節理という見方もできるが,防災という観点でみていくと,なぜ,こうしたところに古都をつくってしまったのだろうと・・・いろいろと面白い読み取りも可能である。地理の防災学習などでの活用みならず,歴史授業(たとえば平城京など古都の立地など)でも活用可能なサイトである。
「世界の被害地震の表」サイト
■ 地球の公転距離