2-91 FAO運営の「GLIPHA」にある家畜の統計マップを活用する

「世界の食糧生産と分配の改善と生活向上を目的」とする国際連合食糧農業機関(FAO)の公式HP内の「Statistics」のコーナーには,「GLIPHA」というインタラクティブマップ(電子地図)というページがある。視覚的にわかりやすい家畜の統計地図と,グラフを閲覧,入手できるページである。
家畜統計を視覚的に示してくれる統計地図は,gif形式かbmp形式のいずれかで入手できる。カラー表示ではあるが,パターンが濃淡によって分けられているため,モノクロ化して利用することが十分可能である。また英文ページであるが,それほど複雑な英文は使われていいため,インターネットの翻訳機能程度でおおよその意味も理解できる。
ブログにアップしてあるのは,このGLIPHAで表示した2003年のラクダと豚の国別分布を示したものである。アフリカとユーラシアの北緯20度線付近(回帰線付近)の国々を中心にらくだ飼育が偏在している様子がよくわかる。また豚はイスラム圏をさけて分布している様子もよくわかる。農業学習で教材を作成する際の,素材としても価値は高いと思う。
FAOの公式HP内にある「Statistics」のコーナー
FAOの家畜統計マップ「GLIPHA」
■ 地球の公転距離