2-79 Illustraorによるクリマダイアグラムの作図に挑戦する①

東京の地理屋こと平井史生先生に,気候表現に活用できるグラフとして,クリマダイアグラムというグラフがあることを教えていただいた。「降水量の目盛」を「気温値の目盛」の倍数にあわせて表現した,折れ線だけで降水量と気温の月ごとの推移を表示できるグラフである。降水量の折れ線が気温のそれの上にあるところを「湿潤」,気温の折れ線が降水量のそれの上にあるところを「乾燥」と示すグラフだという。また降水量が100mmを超えるところは,「過湿潤」ということになるという。いつも先生には,教えていただくことが多く,このようなご指摘は大変うれしい限りです。
そこで,私も授業で使えると良いなと,少し「欲」を出し,試しにIllustratorによるクリマダイアグラムの作図にとりかかってみた。正直言って,最初は試行錯誤でうまくいかなかった。しかしなんとか作図の仕方をまとめることができた。以下は,その作図の流れをまとめたものである。
なお下に掲載している「Klimadiagramme weltweit」というHPでは,世界各地の都市のクリマダイアグラムが見られるようになっている。画面のイメージは,ブログのような形である。
駒澤大学文学部地理学科「地理学特講V」
クリマダイアグラムの作図
平井史生先生から教えていただいた「Klimadiagramme weltweit」
■ 地球の公転距離