2-65 『地球の歩き方』を利用したIllustratorによる街路図作成

海外旅行者に人気のある,よく知られた海外旅行情報誌に『地球の歩き方』がある。この本は地域あるいは国別にまとめられているが,どの地域を扱ったものにも必ず,主要都市の基本情報をまとめた地図が掲載されている。高校地理の「都市」の学習などでは,街路網や宗教施設,公共施設などの配置を要領よくまとめた「街路図」などが教材として使われるが,この『地球の歩き方』の地図は,任意の都市の街路図を自分で作図したいといったときに有用性が高い資料だと考えられる。
作図の方法は簡単である。まず.好ャナーで街路図をつくりたい部分の地図をスキャニングする。そしてそれをJPG,BMPなどのピクチャー形式で保存する。次にIllustratorでそのファイルを読み取り,その画像を一番下層の「レイヤー」に配置する。さらにそのレイヤーにロック(保護)の状態にして,その上層に新規レイヤーを作成。い修凌卦レイヤーのところで,「ペンツール」を使いトレース作業を行う。最後に,コ肱のところのラインについて線幅を調整し,全ての街路をグレーなどの淡色系の色に統一する。あとは,Ε薀鵐疋沺璽になるような宗教施設,公共施設などの地図記号をインプットしていくだけである。
このブログにあるのは,『地球の歩き方・ネパール』にあったカトマンドゥの地図と,それをトレースしてつくった街路図である。
Adobe Illustrator CS3
■ 地球の公転距離