2-63 「翻訳ピカイチ2009+plus」を利用した英文・欧文ファイルの効果的な活用

以前,2-55で「翻訳ピカイチ2009+plus」が英文のpdf文書のダイレクト翻訳に有効であると触れた。実は他にもこのソフトには,「オフィス翻訳」という海外の情報収集に活用できる機能もある。つまりこの機能は,Word,Excel,Power Pointなどの英文あるいは欧文(フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語・イタリア語)の文書について,レイアウトを維持したまま翻訳されたファイルを作成する機能がある。
その機能を利用する場合は,翻訳したいファイルを開く。そして,このソフトのインストールによって自動的にWord,Excel,Power Pointの「ツールバー」にできる翻訳アイコンをクリックするだけである。そのアイコンのクリックだけで,元ファイルの横に翻訳されたファイルが作成される。画面上にそれが確認できたら,あとはそのファイルを「ファイル→名を付けて保存」で適当な名前をつけて保存するだけである。
現在では,日本に限らず欧米の多くの国の公共機関が統計情報(一次資料)をデジタル情報化して,それをExcel形式のファイルなどでダウンロードできるようなサービスを提供するようになっている。もちろんミクロなスケールの地域情報は現地調査によってしか得られないだろう。しかし高校地理で扱うマクロスケールの地域情報については,そうしたデータを翻訳し,その解析を行うことでもある程度,基本的な情報は得られるものと思う。
例えば世界の全ての先進国が加盟している国際機構のOECDのHPにある「OECD.Stat」というページでは世界各地の様々な統計データを英文のExcelファイルとして入手することができる。ここのExcelデータをこのソフトのオフィス翻訳の機能で翻訳したときのイメージが,このブログに掲載しているものである。
翻訳ピカイチ2009plus+ for windows
OECD.Stat
■ 地球の公転距離