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地理屋にできること

2-57 カシミール3Dを使った尾根線と谷線の作業支援シートの作成



 地形図の基本的な利用についての授業をする中で,谷線や尾根線のラインの引き方がわからないという生徒は昔から多い。そうした生徒の思考あるいは作業の支援をする素材が,「カシミール3D」で作った立体的なマップである。とくに「等高線を残した状態で作成した3Dマップ」が有用であると思う。
 それらの3Dマップをそのまま生徒に提示し,地形の出っ張っているところ「尾根」,地形のへこんでいるところ「谷」として確認させ,それを参考に尾根線,谷線の作業線を引かせるという方法もあるだろう。
 ただ「等高線を残した状態の3Dマップ」のデータをいったん,Photo Shopや,Illustratorで読み込んで,何本か,「例」として尾根線,谷線をそこに書き込んでやるというように,さらに加工を加えたほうが,より生徒にはわかりやすい資料になる。このブログに掲載している図は,そうした支援シート作成のイメージをまとめたものである。一番上の地形図は,地形図をスキャナーでスキャニングしたものをグレイスケール(モノクロ)にしたもの。下2つは,カシミール3Dで作成した「等高線を残した状態の3Dマップ」である。赤線は「例示の尾根線」,黒線は「生徒が書き込む尾根線のイメージ」である。

カシミール3D


Adobe Illustrator CS3


AdobePhotoshop


 
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Author:Tanaka Takashi
群馬県立桐生女子高校で地理屋をしている田中隆志です。ここは地理と地図の好きな人たちのための情報提供の場です。

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