2-52 JALのHP(国際線-運航路線)を利用した教材の作成

日本航空JALのHP(国際線-運航路線)は,かなり地理教材開発に使える有益な資料を提供してくれる。つまり高校地理の「時差計算の学習」ではよく,「都市Aから●●時に飛び立った飛行機は,都市Bに何時に到着するのか?」といった例題を生徒に取り組ませるが,手元に資料がないと,ついつい「現実に都市Aと都市Bにいく場合に,直行便はあるのか。とか,都市Aから都市Bにいく場合には,乗り継ぎ(トランジット)が必要なのか。必要だとすればどれくらいの時間が必要なのか。」といった現実を無視して,資料を作ってしまうことも多い。
しかしこのJALのHP(国際線-運航路線)では,「JALとその提携している航空会社の路線」という限定がついてしまうものの,HP上のマップ画面を使い出発地と到着地を指定してやるだけで,航空ルートが瞬時にして視覚的に把握できる。また出発時間や到着時間(ともに現地時間で)も確認できる。確かに時差計算という計算方法を覚えさせるためには,「架空」の航空路線と発着時間を教材として利用することは悪いことではない。しかし,授業にもし時間的余裕があるであれば,「現実」にある航空路線,トランジット,発着時間を踏まえた資料を使うのが理想的だと考える。
なおこのホームページに使われているマップは,Flash playerを使っている。したがって画面上からコピーするためには通常のコピペ(コピー&ペースト)ではできない。フリーソフトのFlashをコピーできるソフトをさがしてそれを使うか,Min ShotなどのハードコピーツールでJPGファイルなどで採集するしかない。
JALのHPの国際線-運航路線
スクリーンキャプチャーソフトWinShotのダウンロード
■ 地球の公転距離