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地理と地図が好きなすべての人の情報共有の場です

地理屋にできること

2-39 オゾンホールの画像をトレースする



 地理屋がよく目にするオゾンホールの図をみていると中には,m atm-cm(ミリアトムセンチメートル)あるいはドブソン・ユニット(Dobson Unit)というオゾン全量をあらわす単位がのっているものもある。どちらも数値としては同じだが,ある地点の上空にある全オゾンを0℃,1気圧の標準状態に圧縮したと想定したときのオゾンの厚さである。たとえば値が 2.2 mmのときは,0.22atm-cmまたは220m atm-cm という。すべての大気を標準状態にすると,約8km の厚さになるが,通常の状態ではオゾンが占める部分は3~5mm(300~500m atm-cm )程度である。それが薄くなって有害紫外線などが地球上に照射されるようになる問題がオゾン層破壊の問題である。
 気象庁では,南極のオゾンホールについて,このオゾン全量が「220m atm-cm以下の領域」と定義している。実は気象庁のHPにも,元データはアメリカ航空宇宙局NASAのデータをもとにしているが,この領域がより明確に示された画像がアップされている。1979年から2007年の10月の南極のオゾンホールのカラー画像である。この画像もやはりpng形式のピクチャー画像であるが,「220m atm-cm以下の領域」を明確に意識させるシンプルな図に加工するためには,単純な手作業によるトレース作業が一番だと思う。もともと南極を中心とした南半球には大陸が少ないので,大陸の海岸線もほとんどトレースの必要がない。また必要最低限の経線・緯線を直線で書き込み,「220m atm-cm以下の領域」のの輪郭をトレースして,中を網掛けなどしてやれば,図は完成である。

気象庁「南極域のオゾン全量分布図1979年~2007年」


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Author:Tanaka Takashi
群馬県立桐生女子高校で地理屋をしている田中隆志です。ここは地理と地図の好きな人たちのための情報提供の場です。

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