2-10 MANDARAを利用した統計地図の作成

地域研究でも,地理の教材研究でも,統計地図は必須である。この統計地図の「原図」作成ということでは,フリーソフトMANDARAがもっとも操作性が簡単である。このMANDARAについては,ここにあるような図形表現図,階級区分図,等値線図,流線図などが容易に作成できる。
つまりあらかじめ作成したベースマップを,MANDARAがインストールされている「programにあるMANADARというファイル」の中の「map」というフォルダに入れておく。そしてメニューの「ファイル」の中の「属性データ編集」というところに,エクセルで作成したデータ(項目名・単位・数値)を貼り付けてやれば,あとはもうMADARAのメニューにしたがってグラフ形式・グラフ化したい項目名などを指定していけば,簡単に統計地図が作成できる。できた統計地図が表示されているウィンドウの中で,「編集」を選び「コピー」して,同時に立ち上げたWORDにペーストしてもいいが,「ファイル」を選び「画像の保存」をすれば,何度も利用できる統計地図がつくれる。なお画像をそのままペーストするときや,保存するときの画像の形式はjpeg,bmp,png,拡張メタファイルがあるが,ベクトルデータにより忠実な画像になっている「拡張メタファイル」にしておくことがおすすめである。
白地図データも世界地図,地本の都道府県地図なども付属しているので,ちょっとした統計地図の作成であれば,中学生でもできる内容である。自分でベースマップを作りたい場合も,「地図データ」メニューの「白地図作成」というところで,ベースマップを作成。さらに同じメニューの「マップエディタ」でMANDARAで使用できるデータに加工することろが作業が一苦労だが,作業に慣れればこれもそれほど複雑な作業ではない。
地理情報分析支援システムMANDARA
■ 地球の公転距離