2-8 Illustratorを使った土地利用図の作成

地域調査や地理教材の開発などで有用なマップのひとつに土地利用図がある。
市町村の自治体などでベクトルデータの抽出が可能なpdf形式のデータとして,「都市計画図」などの形でダウンロードができる場合があるが,そうしたデータを利用する場合は,それをIllustratorで読み取り,それを加工すればよい。
また自ら行った土地利用調査の結果をもとに図を作る場合、調査のベースマップになった住宅地図をIllustratorでトレースし,それを加工して作成する。
いずれにしてもこうしたパターン分けの地図をつくる場合,最終的には斜線や,ドットなどのスクリーントーンのようなパターンを使わなくてはならない。Illustratorではそうしたパターンのことをスウォッチというが,残念ながら,「地理の土地利用図」でもっともよく使われるモノクロのドットや斜線,波線などのスウォッチはない。しかしながら幸いにも「パターンスウッチ素材のイラレ屋」というHP(http://www.illareya.net/ps7-promo/ps7-yahoo.html)から,ネット購入できるスウッチデータを使えば,そうした問題は解決する。ここのスウッチ素材は,やはり地理屋がよく使う階級区分図などにも使える。Illustratorの足りない点を補ってくれるものだと考える。
図もこのスウッチ素材集のデータを使い,Illustratorで作成した土地利用図である。
Adobe Illustrator CS3
イラレ屋・Adobe Illustrator用スウォッチ素材集
■ 地球の公転距離