2-7 GISソフトMANDARAを使った等高線地図の作成

地理学習や地域調査などの際には,等高線地図をベースマップとして主題図を作成することが多い。私の場合,等高線地図を作成する場合,地形図をスキャナーでとったものや,カシミールの地形図をbmp形式で保存したものを下絵として,Illustratorで等高線部分を直接トレースしてそのような地形図を作ることが多い。この方法は,湖や河川などの水系をもらすことなく,等高線地図をつくることができる長所がある。しかしとにかく時間がものすごくかかってしまうという欠点がある。
一方,最近偶然知った方法として,GISソフトのMANDARAを使った方法もがある(http://www.mandara-gis.net/)。
つまりまずMANDARAで国土地理院の地図データ作成・編集機能で「数値地図50mメッシュ(標高)(有料CD-R)」を読み込む。そして「フォルダ選択」をCD-RのDATAとして,取得範囲設定→取得等高線の設定→ファイル変換とメニューを進み,「マップエディタ」のウィンドが現れたところで,名前をつけて地図フアイルを保存。そのあと一旦,「マップエディタ」を閉じて,MANDARAのメニューがでたら,白地図表示→地図ファイルの選択→白地図を選択していく。そして「編集」でコピーを選択する。そして,それと同時にIllustratorを開き,新規フォルダを作成したところに,「ペースト」すればIllustrator上のベクトルデータとして等高線データが使えるようになる。
ただしこの方法で作成した等高線地図は,ギクシャクした角ばった線になっている場合もある。また水系や道路網などが欠落してしまっている。したがって,この方法で作成した等高線地図については,作成後にIllustratorで線の角ばった部分を丸みをつける処理をしたり,水系・道路網などの情報を何らかの形であとから挿入する処理をしなくてはならない。ただこの点については,自分自身でベストな方法を確立できていないので,MANDARAに詳しい方にどこかでご教授していただき,解決していきたいと思う。
地理情報分析支援システムMANDARA
Adobe Illustrator CS3
■ 地球の公転距離