2-3 エクセルで三角図表を作成する

人口関連のグラフの中に三角図表がある。産業別人口構成図と呼ばれるグラフである。このグラフについては独力で作成するのは少し難易度が高いと思われる。しかし統計情報研究開発センターのHPの「機関紙ESTRELAで掲載されたソフトウェアを紹介するコーナー」では,その作成ソフトを無償ダウンロードできる。ソフトの名称は「三角グラフマクロ(Ternary_Diagram.xls)」である(
http://www.sinfonica.or.jp/publish/index.html)。エクセルのマクロ形式のソフトで,正直いってヘルプ機能でグラフ作成の手順を読み込まなくては作成は難しい。また三角図表の三辺のタイトルを左辺から時計回りになるように,「1次産業人口」「2次産業人口」「3次産業人口」と訂正しなくてはいけない。また三角図表の中のドットに名前がつけられない。この点は,ソフト利用者の修正が必要である。3辺にある「1次産業人口」などのタイトルをコピーして,その文字を日本,インド,中国などのポイント名に書き換える必要がある。しかし多少の労力をおしまなければ,比較的手軽に三角図表が作成できるのも事実である。
なお産業別構成図のデータとしては,1次,2次,3次の人口割合が100パーセントにならなければいけない。したがってもとの統計資料によっては,それが100パーセントにならないケースもあるので,元データの出典には注意しなければならない。私の場合,こうした三角図表を作成する場合には,帝国書院の『新詳高等地図』の統計データを使っている。
「ESTRELA」参考(掲載記事より)→三角グラフマクロのダウンロード
■ 地球の公転距離