2014.11.27 NaturalEarthの経緯線データ(Graticules)を活用する

NaturalEarthではまた,グローバルスケールの経緯線データをshapefileで入手することも可能である。やはりデータの精度によって,最も高精度の「1:10m」と,「1:50m」,「1:110m」などの下層の精度のものが用意されているが,それぞれの自然環境要素(Physical Vectors)の所に,Graticules(目盛)のタイトルで経緯線データをダウンロードする場所がある。直ぐ上にあるGeographic lines(赤道,回帰線,極圏の線,日付変更線などの地理的なライン)のデータとともに,これらのshapefileをMANDARAで読み込んで,一旦描画したものをkml形式で保存すれば,GoogleEarth形式のデータを作る事もできる。なお経緯線のデータについては,1度間隔,5度間隔,10度間隔,15度間隔,20度間隔,30度間隔のものが用意されている。必要に応じて活用するとよい。私の場合,地誌学習の最初はいつも大陸や地域の経緯線上の位置と広がりを確認させるところからはいるが,たとえば経緯線の描画させたい経緯線だけ残し,それらの線種や線色を調整することで,こうした大陸の位置を把握させるためのコンテンツも作れる。
NaturalEarthの経緯線データ(Graticules)を活用する
■ 地球の公転距離