世界銀行公式ブログで,グローバルデータエディターなどをされているTariq Khokhar氏による森林増減分布図のインタラクティブマップが公開されている。1990年から2015年の国別年次別の森林増減分布図を,時系列で連続してみられるアニメーションと,みたい年次のマップを指定してみられるインタラクティブマップとがみられる。森林増減については森林面積の増減で示されるために図形表現図での描写である。増減のトータルがプラスの場合は「青」,マイナスの場合は「赤」で示されている。シンプルな地図であるが,世界全体を俯瞰すると,北半球を中心とした先進国では森林面積が増え,南半球を中心とした発展途上国では森林面積が減る傾向が非常によくわかる。国別では,中国の森林面積拡大,ブラジル,インドネシア,アフリカのサヘル以南の国々の森林面積縮小が特徴的である。森林増減にも南北問題が存在していることが,視覚化されている。
TheWorldBankブログで森林増減分布図のanimationを見る
■ 地球の公転距離