3-362 今日独立した南スーダン共和国が入った世界地図を入手する

本日7月9日の0時(日本時間の午前6時),ようやく南スーダン共和国(Republic of South Sudan )がスーダンから分離独立した。キリスト教系,アフリカ系住民による新国家樹立である。スーダンについては長い間,西部ダルフール紛争などで数百万人の犠牲者が出るような内戦が長らく続いていたが,この国家樹立が政治的不安定解消につながることを望みたいと思う。 来週7月13日には,国際連合安保理で加盟承認の決議案が採決される見通しなっていれば,これが採決されれば193か国目の国連加盟国である(なおバチカン,コソボ共和国及びクック諸島は未加盟,北朝鮮はすでに加盟)。また日本政府も本日付けで国家承認したので,日本政府公認の国も194か国に増えた。今年3月25日にクック島の国家承認を決定したので,今年に入ってからは2か国目の承認である。さらに世界の国家数のトータルも,日本政府が承認する国に北朝鮮を加えた195か国となる。国家数という「統計」については結構間違っていたり,古い数字が独り歩きしているが,こうした機会に高校地理の授業でも再確認したいと思う。 もちろん当然これによって世界地図も改訂される。イギリスのインターネット新聞「ガーディアン(guardian.co.uk)紙」の「Data Blog」というページでは,はやばやとその南スーダン共和国の入った地図をPDF形式で入手できる。高校地理の「国家」についての学習において導入場面で活用できる素材になるのではないかと考える。
「ガーディアン(guardian.co.uk)紙」の「Data Blog」で最新の世界地図を入手する
■ 地球の公転距離