3-350 ミウラ折りで地形図を折る

ミウラ折り(Miura Folding)とは,1970年に三浦公亮氏(東大名誉教授,宇宙科学研究所,現宇宙航空研究開発機構)が地図を折る方法の一つとして考案した方法である。人工衛星の太陽光発電のパネルの展開方法に用いられているとして世界的に有名な方法である。折った地図の両端をつまんで広げたり縮めたりすることで,地形図全体が展開したり,コンパクトにまとまったりする大変画期的な折り方である。実際の地形図を使った学習においては,地形図を折りたたむ方法についての生徒への教授も重要なスキルであるが,この具体的な方法は亀野誠二氏の個人サイト「カメの外部記憶」の中にある「地図をミウラ折りにしてみよう」に詳しい。私自身,近年,新書式の地形図が次第に普及してきているので,この動きに対応して「新しい地形図の折り方」はないかといろいろと情報収集につとめていたが,最終的に「ミウラ折り」に行き着いた。今日,地形図をこの折り方で折ってみたが,正直「おもしろい」。是非,「地図をミウラ折りにしてみよう」を応用させ,生徒にミウラ折りを教えたいと思う。
「地図をミウラ折りにしてみよう」
■ 地球の公転距離