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地理屋にできること

3-506 アメリカ農業をとりかこむ自然環境-地形(等高線地図)①



 続いてアメリカ農業にかかわる重要なコンテンツとしては,自然環境や社会環境にかかわるコンテンツが必要である。「適地適作」というオーソドックスな単語とともに教科書で扱われるアメリカ農業に対して,私は当初,土壌流失,連作障害,オガララ帯水層の枯渇といった単語を思い浮かべて,「適地適作のわけないじゃん」と懐疑的だった。結構,教科書に載っている内容は,情報が古かったりして,現実との整合性がないものも時々あるからである。
 ただし地理はscienceである。先入観はすてて,事実によって検証する必要がある。幸いアメリカの政府系サイトを利用すれば,様々なGISデータが入手できそうだったので,それを使えば検証できるかもしれない。そう考えた。そこでまずは自然環境関係のデータから「地図化」を進めた。
 そうした中,作ったコンテンツの一つが等高線地図である。最初はスペースシャトルのデータSRTMをMANDARAで処理して作ろうと考えて,試してみたが,処理するデータがあまりにも膨大だったので,もつと手っ取り早く作る方法を採用した。GISソフトのPTOLEMYとIllustratorを使った方法である。「てっとり早い」とはいっても,この作業,農業地域の図と同じ図法に合わせなければならないと考えていたので,かなり煩雑なアナログ作業ではある。PTOLEMYには図法の設定の昨日はあるが,MANDARAで作ったものと,同じミラー図法で作っても,やはりズレがあるのである。
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Author:Tanaka Takashi
群馬県立桐生女子高校で地理屋をしている田中隆志です。ここは地理と地図の好きな人たちのための情報提供の場です。

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