Ai活用によるウェブ地図作成
ここで紹介するウェブ地図は、2025年の2月以降、管理者・田中自身が生成Ai(ほぼGROK)に指示したプロンプト(Prompt)によって直接生成したり、生成Aiが提案した作図チュートリアルによりQGISで生成したものです。
ふだん私は基本的には、QGISによって作図をしたものをqgis2webプラグインでウェブ地図化することが多くなっています。QGISでは、生データを複数組み合わせた精緻な地図をとくることができ、データ整理・修正・保存が行いやすいと考えるためです。しかしQGISでウェブ地図を作る時には、メニューボタンの配置やデザインを考えたり、様々な特殊機能を盛り込むことでは難易度が高くなっています。また仕上がったウェブ地図の動作も重いことも多い点が、長い間課題だと感じていました。
そうした中で私は2025年2月から、生成Aiを、「QGISを操作するチュートリアル確認の補助ツール」として使ったり、「直接ウェブ地図のコード生成ツール」として活用するようになりました。「QGISを操作するチュートリアル確認の補助ツール」としては、有益なチュートリアルやデータの入手法を提案してもらえることも多く、今まで使えなかった機能を導入したウェブ地図も作れるようになりました。また自作の「Pythonで作成した地図」や「geojson形式の地図」をベースにして、グローバルスケールの流線図なども作れるようになりました。 一方の「直接ウェブ地図のコード生成ツール」としても、今まで知らなかった未知のオープンソースのプラグインや地図データ、自作の地図ファイル・データファイルを組合せることで、さらに地図考察、情報提示コンテンツ、空間分析や作図もできるウェブ地図も作れるようになりました。これらはこれまで様々な学習単元で、生徒自ら操作させられるツールとして作りたいと思っていたもののの、「作図の難易度に壁を感じて作れなかったもの」ばかりです。
現在、生成Aiの地理分野での活用について様々な先生方が、様々な利用を模索しています。知り合いの東京の先生は、地理総合のループリックをAiで作ったり、テスト問題を作られている方もいます。ただ多くは、テキストベースのテスト問題作成などの利用や、生徒・教員の情報検索として利用に特化しているように思います。もちろん、その活用も意義があると考えます。ただ私は「地理屋」なので、「実際の授業での教具となりうるウェブ地図・作図ツール・情報検索ツール」の作成にぜひ役立てていきたいと考えています。
現在私が作図に使用している生成Aiは、X社のGROKの無料版が中心です(有料版への意向は現在検討中です)。それはQGISのチュートリアルの提案内容、htmlで作成しているウェブ地図のコード生成(コーディング)機能が卓越していると感じているためです(生成Aiには様々な種類やモデル・バージョン、得意とする機能がありますが、テキスト生成ではChatGPT、Geminiを私は使っています)。現在、私がウェブ地図を作る場合は、「主としてGROKで作成したhtmlのコード」を、AdobeのDreamWeaverを使って自身のサイト内に取り込む形で作っています。
最近は、生成Aiでウェブ地図を作っていく上での作業上の覚書きや、プロンプトも整理をはじめています。覚書としては、たとえば①ウェブ地図に自作のgeojson地図を使う場合、コードを組み込んだhtmlと同じディレクトリ内にgeojsonを入れる。②生成コードには、情報量の制限があるため、コードが長大になる場合は、複数グループの分割方式で提示してもらう。③国・市町村・地域ごとの情報データをテキストで生成するときには、何度も、公的データ、資料に基づいてファクトチェック・固有名詞チェックをさせる。また勝手にAiが創作したり、他の同名の地区の情報を表示してしまうこを「絶対禁止」とする。・・・などです。プロンプトの整理は、現在進めている所ですが、複雑なウェブ地図のコード生成では、現実のコード生成(コーディング)は、試行錯誤とながらプロンプト指示を繰り返すものなりで、少し難航しています。
いろいろと課題はありますが、私自身は、今後も活用を続けていきたいと思まいます(2025.12.31)。
1.球面上の世界
- 公転する地球(2025.9.15調整)・・・太陽を公転する地球のリアルを見る事ができます。白夜・極夜の時の日の当たり方も確認できます。
- 回転する地球儀(2025.9.14調整)・・・地球上で世界の主要都市がどのような位置となっているのかが確認できます。
- 世界の主な都市(2025.9.14調整)・・・メルカトル図法の世界地図上で、世界の主要都市の位置が確認できます。
- おもな経線、緯線(2025.9.14調整)・・・メルカトル図法の世界地図上で、世界の重要度の高い経線と緯線が表示できます。
- 大圏航路と等角航路(2025.9.14調整)・・・メルカトル図法の世界地図上で、任意の地点間の大圏航路、等角航路が描画できます。
- 正距方位図法で距離・方位を計測(2025.9.14修正)・・・正距方位図法で東京から任意の地点までの距離と方位を計測します。
- 昼夜エリア地図(2025.9.14修正)・・・メルカトル図法の地図上で、任意の日時、いま現在の時刻で昼夜の領域を表示します。
- タイムゾーンマップ(等時帯図)・・・・2025年3月現在のタイムゾーンマップが表示されます。
- タイムゾーンマップ(時間の置き換え)(2025.9.14調整)・・・・2025年現在のタイムゾーンに基づき、時間の置き換えが行えます。 ※DST(サマータイム)は考慮されていません。
- タイムゾーンマップ(飛行機移動) (2025.9.14調整)・・・・2025年現在のタイムゾーンに基づき、飛行機移動に伴う時間計算をします。 ※DST(サマータイム)は考慮されていません。
2.様々な地図
- 図形表現図(群馬県市町村別人口)・・・・群馬県の2024年の市町村別人口を示します。
- 流線図(群馬県前橋から県内他市町村への人口移動)・・・群馬県の2024年の市町村別移動人口を示します。QGISベースで作成。
- 等値線図(2024.4.24の群馬県中心の平均気温分布) ・・・2024.4.24の群馬県中心の平均気温分布を流線図で簡易的に示します。
3.世界の結びつき
- 2001年、2024年の日本の輸出入額上位10か国の貿易フロー(単位1000ドル)・・・日本の今昔貿易相手国を示す。GISベースで作成 。
- World Bankの特定指標の主題図(制作中)
4.作図
- 作図ツール(2025.9.15修正)・・・地図に直線・円・四角・マーカーを描画しgeojson・PNG保存、マーカーにテキスト・画像を取り込めます。
- 地形断面図の生成・・・地図に、任意のA-B地点間の最短経路、直線経路を自動描画して、断面図を作成できます。
5.大地形
- 地震の震源の震央・・・・USGSのデータをもとに作成した2000年~2024年のM6.0以上の震源の震央とプレート境界のgeojson地図を取り込んだ地図が表示できます。
6.身近な地域の自然災害
- 指定緊急避難場所(全国を範囲としてズームレベル10のみ表示) ・・・災害種別の指定緊急避難場所の分布が表示できる
- 自然災害リスク 考察1 等距離円・・・・「任意の地域」の自然災害リスクと、任意の地点からの等距離円を同時に描画できる
- 避難経路検討の支援ツール(群馬・埼玉対応)・・・・最短の避難経路を、逃げ地図の高齢者3分で129m、成人3分で240mごとの色分け表示(2025.11.29修正)
- 避難経路検討の支援ツール・geojson読み込み機能付加版(群馬・埼玉対応)
7.地域分析(群馬県のみ)
- 地域分析(群馬県対応)ver.1・・・任意の地域範囲について自然災害リスク、指定緊急避難場所の位置、そこから半径500mの等距離円範囲を確認できる。さらに県内の全ての地域について、2025年の総人口500mメッシュ、高齢者人口500mメッシュを描画できる。人口面と自然災害リスクからの地域ごとの危険度を確認できる。また緊急時の避難場所の検討に使用することができる。
- 地域分析(群馬県対応)ver.2・・・ver.1の地図に、任意の地点を中心とした2kmの等距離円を表示できる機能を付加しただけ。
8.生活圏の諸課題の支援ツール(群馬県版から作っています)